参加学生の声
本プログラムでは、実践履修モデルを選択した学生が2度の長期フィールドワークに挑戦します。1度目の参加を終えた3年生と、学び直し期間を経て2度目に臨んだ4年生。社会へ踏み出す直前で大きな成長を遂げた、学生の声をご紹介します。
3年生
チームでの開発で得た学び
石橋 瞭 さん
(派遣先:株式会社ドリーム・アーツ)
AIアシスタント「DAPA」の新規開発に携わり、実装から検証まで一連のフローに初挑戦。チーム開発に取り組む中で、品質を意識して実装することや、積極的にコミュニケーションを取り共通認識を築くことの重要性を学びました。本プログラムは2度のフィールドワークの間に学び直しの期間が設けられています。この期間を活用して、情報分野の資格取得や開発言語の勉強に励みたいです。
現場で受けた刺激が、学びの意欲に
岩中 秀太 さん
(派遣先:中国電力株式会社)
社内の生成AI活用のために、利用状況のログ分析と今後の運用提案を任されました。部長や本部長への提案報告会では「正解がないテーマだからこそ、納得してもらうために言い切ることが大事」など社員の方から多くのアドバイスをいただき、報告の仕方や資料作成の奥深さを痛感。フィールドワークを通して、自身の成長のためにもっと学びたいという思いが強まり、良い刺激となりました。
課題解決の判断軸を意識する
木村 珀都 さん
(派遣先:マツダ株式会社)
社内文書の専門用語を解説するLLM(大規模言語モデル)について、回答精度の向上に取り組みました。データソースとなる表構造の解析によって精度低下の要因を突き止め、改善策を設計・検証するPDCAサイクルを経験。常に「何をもって改善できたといえるか」を意識できるようになりました。この経験を糧に、課題の本質を捉え、技術で解決できるエンジニアを目指します。
目指すのは、人から頼られる存在
享保 光希 さん
(派遣先:株式会社エネコム)
社内システムを専門とする部署で、エクセル台帳による運用フローを見直し、備品管理や問い合わせ対応のアプリを作成しました。運用改善に向けた社内の打ち合わせでは、自分と相手の背景知識が異なるために、相談内容を理解することに苦戦。相手の様子を見ながら説明することを心掛けました。今後は資格取得や新しい技術の習得にも積極的に挑戦し、多くの人から頼られる存在になりたいです。
知識を実務に落とし込み、DX推進へ
笹島 真生 さん
(派遣先:福山通運株式会社)
私たちの生活に深く関わり、人手不足が課題となっている物流業界には元々関心がありました。業務では、ノーコードツールを用いて、DXのためのアプリ開発に挑戦。手入力で行っていた作業を自動化するシステム開発にも取り組みました。コードを書く際は、他の開発者が見ても理解できるよう意識。大学で学んだ開発手順や丁寧なコードを書くことの大切さを、身をもって感じることができました。
技術的にも人間としても成長できた
田村 優和 さん
(派遣先:マツダ株式会社)
私が携わったのは、国の法令に関するアドバイスを提供するAIエージェントのシステム改善です。上司とも相談しながら9000ほどある法令情報をデータベース化し、AIの回答時間の短縮やコスト削減、回答の再現性向上を実現することができました。業務では、社内のさまざまな人とコミュニケーションを取る中で「伝える力」の大切さを実感。技術的にだけでなく、1人の人間としても成長できました。
開発を通じて培われた主体性
橋口 陽太 さん
(派遣先:復建調査設計株式会社)
現場での実践を通じて「なぜ学ぶのか」という目的を明確にすることの大切さを学びました。生成AIを用いた業務効率化や、技術部門向けの検索アシスタント開発などに従事。業務を進める中で、開発の目的や成果基準を関係者とすり合わせながら行動できるようになりました。一方で、社員の方の指示を受けて動く場面もあったので、次回は自ら意見を出せるようさらに能動的に取り組みたいと思います。
エンジニアへの興味が目標に
濱部 泰利 さん
(派遣先:株式会社日立ソリューションズ西日本)
顧客との打合せから設計、実装、テストまでシステム開発に携わりました。システム仕様書の設計はプログラムの動作を一つひとつ組み立てなければならず大変でしたが、プログラムが意図通りに動く瞬間に大きなやりがいを感じました。当初抱いていたエンジニアへの興味がフィールドワークを経て、「顧客に寄り添い信頼されるエンジニアになりたい」という明確な目標に変わりました。
現場に寄り添う姿勢の大切さを学ぶ
三原 和馬 さん
(派遣先:三菱電機株式会社 福山製作所)
本プログラムの魅力は、IT技術を現場に適用する難しさを体感できることです。社内用チャットボットの改修では、生成AIが製品情報を適切に参照するための新機能を開発し、回答精度を大幅に向上。この機能を社内に浸透させるため、説明会を実施しました。技術を形にするだけでなく、現場の需要を汲み取って運用者のITリテラシーの向上を支援する姿勢もDX推進に不可欠だと学びました。
緊張感のある現場で情報に向き合う
宮本 直哉 さん
(派遣先:マツダ株式会社)
重大なリスクに直結する脆弱性管理業務に注力。膨大な情報からマツダに関連するものを精査し、海外サイトも活用して鮮度の高い情報を収集しました。どの脆弱性に対応すべきか、優先順位を即座に判断するのは大変でしたが、緊張感を持ちながら業務にあたることができたと感じます。必要な情報を瞬時に引き出せる社員の方々は、憧れの存在。今後も情報への感度を磨き続け、活躍できる人材を目指します。
大学で学んだスキルを実務で応用
山脇 平 さん
(派遣先:株式会社サタケ)
サタケでは、データ分析を実務として経験できます。精米機の異常検知モデルの開発では、「どのような異常を検知するか」という判断基準の策定段階から携わり、大学で学んだデータ分析法を用いて精米機のログ解析を進めました。この結果を社内に報告する際には、開発担当者以外の方々にも伝わる表現を工夫し、相手に応じた分かりやすい説明を行うことの重要性を学びました。
4年生
成長を実感できた2度目の派遣
伊藤 光希 さん
(派遣先:株式会社ドリーム・アーツ)
24時間バックアップ処理ができるクラウドサービスの開発に従事しました。今回は、以前より周りを見る余裕ができたおかげで、社員の方が手を付けられていない「優先度は低いけれどもやった方が良いタスク」に気づけるように。空いた時間で開発テストの時間短縮などに取り組み、皆さんに喜んでいただけました。卒業後は、開発や設計、マーケティングなど幅広いスキルを備えた総合力のある人材を目指します。
経験を積む中で磨かれた主体性
沖 耀太 さん
(派遣先:中国電力株式会社)
社内ツールに関する問い合わせへの対応を担当。一度目の派遣で中国電力の業務内容を理解できていたため、スムーズに対応でき、1人で仕事を任されることも多くなりました。社員の相談を受ける中で培われた「結論から話す習慣」は、ゼミ発表や私生活などさまざまな場面で役立っています。問い合わせ内容を受けて、業務効率化のための社内講演会の企画にも挑戦し、良い経験となりました。
経験を踏まえ、開発の質を上げる
紅床 佑哉 さん
(派遣先:マツダ株式会社)
AIエージェントを用いた擬似インタビューシステムの開発に従事しました。昨年のフィールドワークでは一人で何でも解決しようとするあまり、作業が滞ってしまった経験があります。そこで今回は適度に周囲を頼り、積極的にフィードバックをもらうことで業務の質を高めました。将来は、現場や顧客の課題を解決するシステムを実装できるよう成長し、社会に価値を生み出したいと考えています。
社員の方に支えられ挑戦した8か月
野田 涼太 さん
(派遣先:株式会社広島銀行)
昨年とは別のチームに配属され、アプリの利用状況を可視化するダッシュボード作成に携わりました。膨大な顧客データから必要な情報を整理する工程では、多くの個人情報を扱う立場に責任の重さを実感。8か月間、周囲に支えられて失敗を恐れず実務に挑戦できた経験は、コーオプ教育ならではです。将来は、複数のチームで得た視点を武器に、組織全体を俯瞰できるエンジニアを目指します。
学び直し期間で学んだ知識を応用
橋村 瑞希 さん
(派遣先:マイクロンメモリジャパン株式会社)
学び直し期間にゼミで学んだLLMの知識を生かし、社内AIへの適切な指示出しによる業務工数の削減に取り組みました。具体的には、並列処理を用いた解析ツールを自作し、製品の検査時間を大幅に短縮。UIを改善することで、部署の方から「使いやすい」と直接感謝されたことにやりがいを感じました。卒業後も情報科学部で磨いたスキルを応用し、企業の業務工程の改善に貢献することが目標です。
プロに求められる力を現場で学ぶ
堤 礼斗 さん
(派遣先:ドリーム・アーツ)
プロに求められる力を現場で学べる点が、コーオプ教育の魅力です。前回は社内ツールやモバイルアプリ機能開発の一部分を担当。今回は、システムの性能や、その根幹となるデータベースに関わる業務に携わりました。ドリーム・アーツのシステム全般に影響する重要な業務でしたが、学び直し期間も大学で開発を続けたことでスムーズに実務に順応できました。緻密な検証を重ねて業務を完遂でき、大きな自信がつきました。
目的達成のために重要な要素を実感
吉田 陽哉 さん
(派遣先:復建調査設計株式会社)
生成AI勉強会の企画・運営を担当。勉強会で達成すべきゴールを設定し、それを達成するために必要なストーリーをゼロから考えました。社員の方から任されたタスクに取り組むことが中心だった3年次とは違い、今回は主導する立場として周囲を巻き込みながら勉強会を作り上げ、目的達成に向けてストーリーを描く重要性を実感しました。今後は大学院へ進学し、実務経験で得た学びを踏まえた研究を行いたいと思います。